大阪万博3 ~Italy and Vatican Pavilion~

行事・言葉


万博2日目、この日の目的はイタリアーヴァチカンパビリオンです。当初、万博に行く予定はなかったのですが、イタリア-ヴァチカンパビリオンのニュースを見て、絶対行こうという気持ちになりました。

ミャクミャク

写真は会場の西口からとったものです。この日の午前中は雨がふっていました。
写真の左側の赤と青のものは、2025大阪万博のマスコット、ミャクミャクです。「みゃく」は英語で “pulse” です。赤い部分は細胞、青い部分は水を表しています。公式ホームページによると、みゃくみゃくは「細胞と水がひとつになったことで生まれた不思議な生き物」だそうです。公式マスコットとしてみゃくみゃくが発表された時は、気持ち悪いという声も多かったのですが、今ではみんなに愛されています。ぬいぐるみもよく売れています。

大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
                              Designing Future Society for Our Lives
ミャクミャクもそのテーマに合わせて生まれました。

 2025大阪万博公式ホームページ
 https://www.expo2025.or.jp/en/overview/

リングの手前にガンダムというロボットがあります。アニメに出てくるロボットです。知っている人も多いかもしれません。このアニメは1979年に最初のシリーズが放送されて以来、何度も新しいシリーズが作られている人気の作品です。万博の規定によりパビリオンの高さには制限があるので、このガンダムは片ひざをついています。

イタリア館の予約の時間が10時半だったので、その前にジェラートを食べることにしました。左がピーチとマンゴーのグラニータ、右がマンゴーとレモンのジェラートです。本当はカンパリオレンジにしたかったのですが、アルコールで体調が悪くなっても怖いので、ノンアルコールにしました。でも、とてもおいしかったです。

イタリア館は毎週違う地域の特集をしていて、この週はサルデーニャ州ウィークが開催されていました。パビリオンに入ると、サルデーニャの職人さんたちが伝統工芸品を作っていました。サルデーニャの海をイメージした置物、美しい青ですね。

こちらはモダンアートです。
上左 アルタガンマ アルタガンマ・イコサヘドロン
上中 隈研吾 dieXeシャンデリア
上右 カルロ・ラッティ 2026年ミラノ・コルティーナ冬季オリンピック聖火
下  ヤゴ 循環器系(Apparato Circolatorio)

上左 1920年にローマ-東京間を飛行した飛行機の復元骨格(Restored skeleton of the plane)
上中 ミケランジェロ キリストの復活
下左 ファルネーゼのアトラス
下右 カラヴァッジョ キリストの埋葬

アトラス、ミケランジェロの彫刻、カラヴァッジョの絵、レプリカではありません。イタリアから大阪まで本物を持ってきてくれたんですね。本当に感動しました。

モンテプラマの巨人 サルディニア島で発見されました。紀元前13世紀から9世紀の間、ヌラーゲ文明と呼ばれる時代に作られたと考えられています。ローマよりも古い時代の石像です。右は、石で作った楽器です。石をこすり合わせて、独特な音を鳴らしていました。

レオナルドダヴィンチ アトランティックコード
これもレプリカではなく、本物です。ダヴィンチは15世紀の人ですが、産業革命以降の機械の設計図みたいです。天才と言われるわけですね。

イタリアーヴァチカンパビリオンのテーマは「L’Arte Rigenera la Vita(芸術が生命を再生する)」です。
ヌラーゲ文明の石像から、ローマ時代のアトラス、ルネッサンス時代の作品、伝統工芸品、モダンアートまで、惜しみなく展示してくれたイタリア、ヴァチカンには心から感謝です。イタリアの歴史と芸術にどっぷりと浸かった贅沢な時間でした。パビリオンのテーマの通り、芸術に触れて生き返ったような気持ちになりました。
今では予約が難しく、入場するのに4時間以上かかるそうですが、また行きたいと思うパビリオンです。

万博の記事はもう少し続きます。

平成七年七月二日

タイトルとURLをコピーしました